私はつい先日息子を産み、早くも追放の身となった。

 追放の身となる前、第八期を迎えた大陸を祝う宴の日、私が女帝となったことを民に詫びた。
 しかしやはり、女帝などいらぬと、早くこの国から出て行けと、罵られた。

 どこまでも冷めた国であった。

 やはり詫びたのは間違いであったのだろうか。






 二十五にして国を去る女帝。
 愚かな女の結末よと、国民は無意識に思った。