「もう…しません。閻魔様…」

この人は閻魔様

あの世とこの世の命をまとめてる人。

「その言葉何百回も聞いたぞ!」

「……ううっ。」

「全く…どっちにしろ連れて逝かないといけないんだから余計なことをするな!仕事が増える!分かったか!」

「はい…」

いくらあたしが助けたとはいえ他の死神さんが強制的にその人を連れて行く。

「はぁ…。256345255!」

「なんですか?」

256345255っていうのがあたしの番号。

あたしには…死神には名前がない。

「お前に大きな仕事を任せる。」

そう言って閻魔様はあたしに分厚い本を渡してきた。

「これは…?」

本をパラパラと捲ってみたら全ページ白紙だった。