◇゜。◇゜。◇゜。◇゜。◇゜。◇
「そっか、じゃあ菊乃さんとは会えたのね?良かったじゃない、わだかまり解消」
また英野家を訪れたとき、家には咲さんしか居なかった。
「はい!…それから、私今日、告白しに行くんです」
私がそう言うと、咲さんはちょっと驚いたように目を見開き、ふっと優しく笑った。
「貴女も強くなったわねー。あーんなシケた顔してたのに。頑張って、何かあったらいつでも来なさいね?」
ハイ携帯番号、とテーブルに紙が置かれる。
赤外線もあるのにな、とは言わない。
咲さんはたまに古風な言い回しや行動をすることがある。
例えば、
「ねぇねぇ菖蒲さん。ナントカっていう映画知ってる?あたし、あれみてババ泣きしちゃったわよー」
今みたいな。
「ナントカじゃ分かりませんよー咲さん」
こんなギャップが咲さんの魅力なのかも。
凜兄とはもうすぐ正式に婚約するみたいだし。
咲さんはそれもそうね、と頷いて手元のアガサ・クリスティーに視線を落とした。
あんな英語の本、よく読めるなぁ。
私は私で淹れて頂いたミントティーのカップを傾ける。
カップは無色透明のガラスで、ミントティーの綺麗なグリーンがよく映える。
派手な装飾もなく、底に小さく天使の羽が彫ってある程度。
尋常じゃないセンスの良さだ。
全て咲さんのチョイスらしい。
すると、携帯のバイブが鳴った。
メールだ。
「そっか、じゃあ菊乃さんとは会えたのね?良かったじゃない、わだかまり解消」
また英野家を訪れたとき、家には咲さんしか居なかった。
「はい!…それから、私今日、告白しに行くんです」
私がそう言うと、咲さんはちょっと驚いたように目を見開き、ふっと優しく笑った。
「貴女も強くなったわねー。あーんなシケた顔してたのに。頑張って、何かあったらいつでも来なさいね?」
ハイ携帯番号、とテーブルに紙が置かれる。
赤外線もあるのにな、とは言わない。
咲さんはたまに古風な言い回しや行動をすることがある。
例えば、
「ねぇねぇ菖蒲さん。ナントカっていう映画知ってる?あたし、あれみてババ泣きしちゃったわよー」
今みたいな。
「ナントカじゃ分かりませんよー咲さん」
こんなギャップが咲さんの魅力なのかも。
凜兄とはもうすぐ正式に婚約するみたいだし。
咲さんはそれもそうね、と頷いて手元のアガサ・クリスティーに視線を落とした。
あんな英語の本、よく読めるなぁ。
私は私で淹れて頂いたミントティーのカップを傾ける。
カップは無色透明のガラスで、ミントティーの綺麗なグリーンがよく映える。
派手な装飾もなく、底に小さく天使の羽が彫ってある程度。
尋常じゃないセンスの良さだ。
全て咲さんのチョイスらしい。
すると、携帯のバイブが鳴った。
メールだ。


