兄妹の鬼の先に待つもの






沖田は私の様子を伺いながら少しずつ近づいてきた。

私は沖田が技を繰り出してくるのを待っていた。

きっと沖田は三段突きで終わらせようとしてくるはずだ。
私も沖田に答えて同じく三段突きをする。

「行きますよ。」

沖田がそう言ったと同時に最初の突きが来た。

私はそれを避け、次の突きも同様に避けた。

最後の突きは私が避けたところに打ってきたが、私はそれを受け流して私も三段突きをした。

沖田は二回目の突きまでは避けたが、最後の突きが沖田のお腹に入って試合は終わった。

「負けちゃいました。相変わらず桜さんは強いですね。でも次やるときは負けませんからね。」

「ああ。勝てると良いな。」

私はそう言って稽古場の端の方で一番組の邪魔にならないように素振りを始めた。

正面素振りや片手素振りなどその他を500回ほど続けたところで私は稽古場から部屋に戻った。