兄妹の鬼の先に待つもの






「じゃあ部屋に戻るね。」

私はそう言って立ち上がった。

「なあ、桜。これから夜は俺の部屋に来い。お前が心配だから一緒にいよう。」

土方はそう言って、私の腕を引っ張った。

「ひ、土方?どうしたの?」

「お前がまた鬼のところに行ったらってすごく心配なんだ。いっそのこと俺の部屋に来てほしい。」

え!?土方と同じ部屋!?
でも土方は真剣な顔してるし。

「いいの?でも私たちが恋仲だって知られちゃうよ?」

「別に構わない。」

「じゃあ今日の夜からここの部屋に住まわせてもらうね。」

「俺のことは土方じゃなく歳三と呼べ。」

「え!?なるべく頑張ります。」

「徐々になれていけば良いからな。」

「うん。」