「みさき、待たせてごめんね。行こうか。」
「うん。」
そう言って私とみさきはお金を払って、店を出た。
では呉服屋に行くか。
確かみさきは袴と着物が欲しいと言っていたな。
「みさき、私がみさきの袴を選んでもいいか?」
私は内心妹ができたようで、嬉しかった。
だから私がみさきに似合う袴を選んでやろう、そう思っての発言だった。
「うん!私もお姉ちゃんが選んだ袴を着たい!」
みさきはすごく喜んでくれたようだった。
呉服屋に着いて、みさきは着物を私が袴を選ぶために別々の行動になった。
これがみさきに似合いそうだな。
そう思って手に取った袴はみさきのほんわかとしたイメージとは正反対の物だった。
私がみさきのために選んだ袴は金色と銀色の蝶がひらひらと夜空を舞っているというものだった。
「みさき、ちょっと来て。」
「はーい。」
みさきに試着してもらった。とても似合っている。可愛いみさきが大人になったみたい。
「みさき、この服はどう?仕事中に着る服だからみさきのイメージとはかけ離れたものにしてみたんだけど。」
「すごくいいよ!私、これ気に入った!お姉ちゃんありがとう!」
「みさきが喜んでくれて良かった。みさきはどんな着物を選んだの?」
みさきは後ろに隠していた着物を私に見せた。

