「おい、由良!馬鹿!お前、何をしてる!」
怪我した左足を引き摺りながら、一歩また一歩とチーリンに近づいていくあたしに、翔太は怒鳴る。
けれどあたしは振り返りはしなかった。ただ真っ直ぐにチーリンを見つめていた。
チーリンは長い首を左右に振って、何か叫んでいた。
あたしはそのチーリンにそっと触れた。
『驚かせてごめんね、チーリン。でもあたし達はあなたを傷つけるつもりはないの』
テレパスを送る。
どうか届いて。そう願って、チーリンをぎゅっと抱きしめる。
チーリンは鳴くのをやめ、首を振るのもやめた。
『何か、困ったことがあるんじゃないかな?あなたは戦うことを好まないでしょう?』
するとジジジ、とまた何かの音が聞こえてきた。さっきよりも強く、はっきりと。
『……首、に……何、か……が……』
微かに聞こえたチーリンのテレパスに、あたしははっとして顔をあげた。
慌ててチーリンの首元を見ると、緑色の何か小さな装置がくっついている。
「これね?」
あたしの問いかけにチーリンは鈴の音のような凛とした声を漏らす。
緑色の装置は思っていたよりも簡単に取れた。装置からは、あのジジジ、という音が聞こえてきた。
「これは、一体…」
「由良!」
怪我した左足を引き摺りながら、一歩また一歩とチーリンに近づいていくあたしに、翔太は怒鳴る。
けれどあたしは振り返りはしなかった。ただ真っ直ぐにチーリンを見つめていた。
チーリンは長い首を左右に振って、何か叫んでいた。
あたしはそのチーリンにそっと触れた。
『驚かせてごめんね、チーリン。でもあたし達はあなたを傷つけるつもりはないの』
テレパスを送る。
どうか届いて。そう願って、チーリンをぎゅっと抱きしめる。
チーリンは鳴くのをやめ、首を振るのもやめた。
『何か、困ったことがあるんじゃないかな?あなたは戦うことを好まないでしょう?』
するとジジジ、とまた何かの音が聞こえてきた。さっきよりも強く、はっきりと。
『……首、に……何、か……が……』
微かに聞こえたチーリンのテレパスに、あたしははっとして顔をあげた。
慌ててチーリンの首元を見ると、緑色の何か小さな装置がくっついている。
「これね?」
あたしの問いかけにチーリンは鈴の音のような凛とした声を漏らす。
緑色の装置は思っていたよりも簡単に取れた。装置からは、あのジジジ、という音が聞こえてきた。
「これは、一体…」
「由良!」



