幾度となく襲いかかる土槍のようなチーリンの攻撃をただただ交わしていく。
「何をやっとるんだ、貴様ら!」
シールドの中にいる譲二さんがあたし達に叫ぶ。
「早くその魔物を退治せんか!」
その表情は苛立っていて、きっと自分が戦えないことが原因なのだろう。あたし達がチーリンに攻撃をしないことも、もどかしく考えているのかもしれない。
「チーリンは聖獣です!倒すなんてことをしたら、どんな悪影響が出るか!」
チーリンに攻撃を与えると不吉と言い伝えられてはいるが、どんな不幸なことが起こるのかまでは書かれていない。
何せ、封印が解かれたのは今が初めてなのだから。
「由良、何とか封印するぞ」
「え、何とかって?」
翔太は答えずに一歩前に出ると杖を振り上げて叫んだ。
「"アイス・グラウンド"!」
すると地面を這うように氷がチーリンの方へ向かってパキパキと凍っていく。そしてチーリンの足下を凍らせた。
チーリンはなおも甲高い声で叫ぶ。
まるで鈴をかき鳴らすような声。けれどその中に、チーリンのものではない音が僅かに聞こえた。
ジジジ、と聞こえてくるこの音は何?辺りを見渡しても何も見えない。
一層チーリンの鳴き声が大きくなってハッとチーリンを見つめたその時だった。
「由良!」
翔太が焦ったように叫ぶ。
「え?」
「何をやっとるんだ、貴様ら!」
シールドの中にいる譲二さんがあたし達に叫ぶ。
「早くその魔物を退治せんか!」
その表情は苛立っていて、きっと自分が戦えないことが原因なのだろう。あたし達がチーリンに攻撃をしないことも、もどかしく考えているのかもしれない。
「チーリンは聖獣です!倒すなんてことをしたら、どんな悪影響が出るか!」
チーリンに攻撃を与えると不吉と言い伝えられてはいるが、どんな不幸なことが起こるのかまでは書かれていない。
何せ、封印が解かれたのは今が初めてなのだから。
「由良、何とか封印するぞ」
「え、何とかって?」
翔太は答えずに一歩前に出ると杖を振り上げて叫んだ。
「"アイス・グラウンド"!」
すると地面を這うように氷がチーリンの方へ向かってパキパキと凍っていく。そしてチーリンの足下を凍らせた。
チーリンはなおも甲高い声で叫ぶ。
まるで鈴をかき鳴らすような声。けれどその中に、チーリンのものではない音が僅かに聞こえた。
ジジジ、と聞こえてくるこの音は何?辺りを見渡しても何も見えない。
一層チーリンの鳴き声が大きくなってハッとチーリンを見つめたその時だった。
「由良!」
翔太が焦ったように叫ぶ。
「え?」



