ド天然!? 魔女っ子の秘密【2】

「どんな魔物が出るんです?」

「それは__」


あたしの問いかけに晴人さんが答えようとしたその時だった。


「は、晴人殿!」

バン、と大きな音を立てて扉が開き、衛兵が慌てた様子で小屋に飛び込んできた。

息は上がっていてその表情は怯えている。


「どうした?」

「まっ、魔物がっ!魔物が出ました!」


その声にあたしと翔太も目を見開く。

晴人さんも表情を硬くして聞き返す。


「場所は?」

「も、森の東側です!い、今、譲二隊長を中心に何とか持っている状態で、今すぐどうにかしないと、け、結界が_!」


あたしと翔太は顔を見合わせた。事態は一刻を争う。


「さっき晴人さんが言っていた場所だね」

「ああ」


それから互いの目を見つめて頷き合うと小屋を飛び出した。


「っ、由良様、翔太様!?」


慌てたように晴人さんが叫ぶ。衛兵も驚いたように目を丸くしていた。


「その魔物を倒せばいいんですよね」


翔太は走りながら叫ぶ。

晴人さんは何も言えずにただ眉間のしわを深くしていた。


「衛兵さん、案内を!」


あたしが真っ青な顔をしている衛兵にそう呼びかけると「は、はい!」と慌てて返事をした。