姫を守る衛兵は、いつもラトセーヌで姫を守るために魔物と戦っていた。
けれど彼らがいつも相手をしていたのは、チーリンをはじめとする聖獣ではなく、普通の魔物だったはずだ。
そうでなければ彼らは聖獣を相手に、あんなにも動揺してどう動けばよいか戸惑い圧倒されることもなかっただろう。
譲二さんがチーリンに気付かず攻撃してしまった理由も納得がいく。
譲二さんを含めた衛兵の前に聖獣が現れたのは、あれが初めてだったんだ。
「それに、あなたはラトセーヌの森の封印結界を作るほど、封印や結界に詳しいお方。国土封印結界のことを知っている魔法使いはほとんどいない。
こんなことをできるのは、クリスさんしかいないと分かりましたよ。信じたくはありませんでしたが」
「ほう、そうでございましたか。なるほど、気をつけねばなりませんな」
ほっほっほ、と朗らかに笑っているクリスさんの細められた目には何が映っているのだろう。
見えない。何を見ているのか、何を見ようとしているのか、まったく分からない。
じっとクリスさんの瞳を見つめていると、「ま、まって」と美玲が声を上げた。
けれど彼らがいつも相手をしていたのは、チーリンをはじめとする聖獣ではなく、普通の魔物だったはずだ。
そうでなければ彼らは聖獣を相手に、あんなにも動揺してどう動けばよいか戸惑い圧倒されることもなかっただろう。
譲二さんがチーリンに気付かず攻撃してしまった理由も納得がいく。
譲二さんを含めた衛兵の前に聖獣が現れたのは、あれが初めてだったんだ。
「それに、あなたはラトセーヌの森の封印結界を作るほど、封印や結界に詳しいお方。国土封印結界のことを知っている魔法使いはほとんどいない。
こんなことをできるのは、クリスさんしかいないと分かりましたよ。信じたくはありませんでしたが」
「ほう、そうでございましたか。なるほど、気をつけねばなりませんな」
ほっほっほ、と朗らかに笑っているクリスさんの細められた目には何が映っているのだろう。
見えない。何を見ているのか、何を見ようとしているのか、まったく分からない。
じっとクリスさんの瞳を見つめていると、「ま、まって」と美玲が声を上げた。



