ド天然!? 魔女っ子の秘密【2】

「魔界は存在しているってことよ!」


その言葉に雅人は驚く。


「え、本当に!?信じられねえ…」


言葉を失う雅人に翔太は「仕方ねえよ」と言葉を続けた。


「魔界から守るための封印結界だからな。

強い結界は長くこの国を人々を守ることができる。

そうすると人々はいつか忘れてしまう。

この国がどんな危機にさらされていているのか、何から身を守るための封印結界なのか。

そしていつかは、封印結界があることそれ自体も」


「そんな…」


雅人は呆然としていた。

それもそのはずだ。

昔から聞いてきたおとぎ話の本当の意図を知ったんだから。


「正直混乱してよく分かんねえけど……いや、いい。理解は後だ。納得できてねえけど、進むしかねえんだろ?

とりあえず、封印結界は魔界から守るためのものってことなんだな。で、俺達はもしかして、それを間違えた?」


雅人の推察はほとんどその通りだった。

けれど、事態はそう単純ではない。


「もっと酷いんだよ」


あたしの言葉に翔太も美玲も驚いて「これより酷いことなんてあるの?」と聞く。

残念ながら、これ以上に最悪な事態は存在している。


「言ったよね。封印魔法は順番が大事。少しでも間違えたら魔法は発動しない」


「それは、知っているわ」と美玲は即座に頷いた。


「そう、少しでも間違えたら魔法は発動しない。

けど、するべき行程をすべて逆にしたら、本当に使いたかった魔法とは正反対の魔法が発動する」


「そういえば、そういうのもあるな」と雅人は頷いた。