ショワンウは口を開けて光の玉にエネルギーを集約させている。
時間がかかっている分、威力は大きいのだろう。これを避けなければ、怪我だけじゃ済まない。
美玲も雅人も、この攻撃を避けなければいけないと分かっているはずだ。
だけど、動かない。
いや、動けないんだ。
あたし達を守っていたために、魔力も体力も底をつこうとしているんだ。きっと立っているのも限界なんだろう。
離れているけど美玲にも雅人にも痛々しい傷があるのが見える。どれだけ辛い戦いをしていたのかよく分かる。
「助けなきゃ…!」
だけど、あたしは魔力を使えない。
どうやって助けたらいいの…!
すると翔太が「諦めるな!」と言った。
立ち上がろうと足に力を入れているけど、まだ美玲の毒は消えないらしい。立てないらしかった。
「お前なら、できる。お前ほど魔法に愛されているやつも、魔法の才能があるやつも、俺は知らない」
「でも、あたし…」
「もし万が一、お前ができなかったら、その時は俺がやる。だからお前は安心して魔法を使え」
それでもできるか不安でいっぱいなあたしの手を翔太は握ってくれた。
「絶対に大丈夫だ。俺がついてる」
自信に満ちた翔太の顔を見て、なんだかできるような気がした。
「一緒に助けよう」
大好きな人から信頼は何より嬉しい。
対等に向き合ってきれるのも、心から嬉しいと思える。
この人のとなりに立っていていいんだと、そう思えるから。
時間がかかっている分、威力は大きいのだろう。これを避けなければ、怪我だけじゃ済まない。
美玲も雅人も、この攻撃を避けなければいけないと分かっているはずだ。
だけど、動かない。
いや、動けないんだ。
あたし達を守っていたために、魔力も体力も底をつこうとしているんだ。きっと立っているのも限界なんだろう。
離れているけど美玲にも雅人にも痛々しい傷があるのが見える。どれだけ辛い戦いをしていたのかよく分かる。
「助けなきゃ…!」
だけど、あたしは魔力を使えない。
どうやって助けたらいいの…!
すると翔太が「諦めるな!」と言った。
立ち上がろうと足に力を入れているけど、まだ美玲の毒は消えないらしい。立てないらしかった。
「お前なら、できる。お前ほど魔法に愛されているやつも、魔法の才能があるやつも、俺は知らない」
「でも、あたし…」
「もし万が一、お前ができなかったら、その時は俺がやる。だからお前は安心して魔法を使え」
それでもできるか不安でいっぱいなあたしの手を翔太は握ってくれた。
「絶対に大丈夫だ。俺がついてる」
自信に満ちた翔太の顔を見て、なんだかできるような気がした。
「一緒に助けよう」
大好きな人から信頼は何より嬉しい。
対等に向き合ってきれるのも、心から嬉しいと思える。
この人のとなりに立っていていいんだと、そう思えるから。



