けれどやっぱり2人を危険な目に遭わせるなんてできない。
2人を止めようと声をかけたその時、ショワンウが唸り声をあげた。
ショワンウは大きなその口を開いて、その先に光を集めている。
冷や汗が背中を流れる。
この攻撃を食らったら、まずい。
ショワンウの攻撃を見るのは初めてだけど、それでもこの攻撃を受けたらだめだと本能が言っている。
「美玲!雅人!
避けて!!」
あたしが叫んだのと同時に、ショワンウの口から青白く光るエネルギーが飛んで来た。
それはまるで大砲みたいで、きっとまともに喰らえばひとたまりもない。
それなのに雅人も美玲も、杖を掲げたままその場から動こうとしない。
それどころか2人とも不敵な笑みを浮かべている。
「"シールド"!」
美玲の魔法が戦えないあたしと翔太を優しく包み込む。
同時に雅人はショワンウに向かって走り出した。
「うおぉぉぉおおお!」
そして右の拳に雷を纏わせてで殴る。
青白い光とぶつかって、辺り一面強い光と風に包まれた。
「はあ…はあ…これだけやって、相打ちかよ」
光が消えると「伝説は伊達じゃねーな」と雅人は肩で息をしながら笑った。
その乾いた笑いをする雅人が痛々しくて、けれど何もできないで守られている自分が悔しい。
でも雅人は「なんて顔してんだよ」と目を細める。
「これくらい、どうってことねーよ。
だろ? 美玲」
「ええ、そうね」と美玲も笑った。
「ここからよ!」
2人を止めようと声をかけたその時、ショワンウが唸り声をあげた。
ショワンウは大きなその口を開いて、その先に光を集めている。
冷や汗が背中を流れる。
この攻撃を食らったら、まずい。
ショワンウの攻撃を見るのは初めてだけど、それでもこの攻撃を受けたらだめだと本能が言っている。
「美玲!雅人!
避けて!!」
あたしが叫んだのと同時に、ショワンウの口から青白く光るエネルギーが飛んで来た。
それはまるで大砲みたいで、きっとまともに喰らえばひとたまりもない。
それなのに雅人も美玲も、杖を掲げたままその場から動こうとしない。
それどころか2人とも不敵な笑みを浮かべている。
「"シールド"!」
美玲の魔法が戦えないあたしと翔太を優しく包み込む。
同時に雅人はショワンウに向かって走り出した。
「うおぉぉぉおおお!」
そして右の拳に雷を纏わせてで殴る。
青白い光とぶつかって、辺り一面強い光と風に包まれた。
「はあ…はあ…これだけやって、相打ちかよ」
光が消えると「伝説は伊達じゃねーな」と雅人は肩で息をしながら笑った。
その乾いた笑いをする雅人が痛々しくて、けれど何もできないで守られている自分が悔しい。
でも雅人は「なんて顔してんだよ」と目を細める。
「これくらい、どうってことねーよ。
だろ? 美玲」
「ええ、そうね」と美玲も笑った。
「ここからよ!」



