「だから、大丈夫だ」
「何を根拠に仰るのです!」
「今の俺には守らないといけないものがある。だからこそ、死んでも守る」
守る、それはきっと"サファイア"のことだ。
最年少で当主になった翔太だが、"サファイア"を想う気持ちはきっと誰にも負けていない。
「死んでもって、あなたに死なれたら困るのですよ!」
志文さんがもっともなところを突っ込むと「それもそうか」と翔太は自嘲するように笑った。
「でも、本当だ」
翔太は強く言った。
「本来なら俺が直接出向くのはふさわしくないだろう。それは重々承知している。
それでも指名を受けてしまった。
それも、王城から。
この依頼、受けないわけにはいかない。
そして必ず遂行しなければならない」
だからこそ、と翔太は立ち上がって強く言った。
「俺は先代達に恥ずかしくないように、この"サファイア"を守るために、絶対に依頼を遂行して生きて帰ってくる」
翔太の強い言葉に志文さんは「翔太様」と呟くだけで言葉を失ってしまった。
その時、拍手の音が響いた。
それはお父様が笑顔で拍手をしていたのだった。
「さすがだ、翔太君。もう立派な当主だな」
魔物退治屋の当主としての心構えを教えてきたお父様はとても嬉しそうな表情をしていた。
「何を根拠に仰るのです!」
「今の俺には守らないといけないものがある。だからこそ、死んでも守る」
守る、それはきっと"サファイア"のことだ。
最年少で当主になった翔太だが、"サファイア"を想う気持ちはきっと誰にも負けていない。
「死んでもって、あなたに死なれたら困るのですよ!」
志文さんがもっともなところを突っ込むと「それもそうか」と翔太は自嘲するように笑った。
「でも、本当だ」
翔太は強く言った。
「本来なら俺が直接出向くのはふさわしくないだろう。それは重々承知している。
それでも指名を受けてしまった。
それも、王城から。
この依頼、受けないわけにはいかない。
そして必ず遂行しなければならない」
だからこそ、と翔太は立ち上がって強く言った。
「俺は先代達に恥ずかしくないように、この"サファイア"を守るために、絶対に依頼を遂行して生きて帰ってくる」
翔太の強い言葉に志文さんは「翔太様」と呟くだけで言葉を失ってしまった。
その時、拍手の音が響いた。
それはお父様が笑顔で拍手をしていたのだった。
「さすがだ、翔太君。もう立派な当主だな」
魔物退治屋の当主としての心構えを教えてきたお父様はとても嬉しそうな表情をしていた。