思い出すだけで胸が痛む。
「姫は翔太と二人きりで話をしたりしていたんだ。気に入っているんだなって分かっちゃったよ」
痛む胸の内を隠すように笑ってそう言えば、雅人は「ふうん」と腕組みをして神妙な顔をしていた。
「恋愛感情かどうかは正直わかんねーけど、それは一旦置いておくとして。
あいつは今回王城から姫の警護をするために雇われてるわけだし、あの"サファイア"の当主だから、姫も信頼してる部分はあるんだろうな。けど…」
それからちらりと美玲に目をやる。美玲も同じように腕組みをしていた。
「姫が例え翔太のことを恋愛的な意味で好きだとしても、あいつは相当一途だから揺れることはないでしょうね」
「だよなあ」と雅人は首を縦に振る。
「え…?」
理解が追いつけないのは、あたし1人だけだった。
するとそんなあたしにしびれを切らしたのか、美玲は怒るように言う。
「あいつは、翔太は、こっちがびっくりするくらい一途だって言ってるの!由良がいちばん分かってるでしょ?」
そうは言われても簡単に納得はできない。
翔太があたしのことを好きでいてくれているのは分かってる。
それはすごく嬉しいし、こんな奇跡みたいなことはそうそうないだろうなとも思ってる。
だけど、あたしには分からない。翔太がどうしてあたしを好きでいてくれているのか、どこが好きなのか。
翔太に好きでい続けてもらえる自信が、あたしにはこれっぽっちもない。
「姫は翔太と二人きりで話をしたりしていたんだ。気に入っているんだなって分かっちゃったよ」
痛む胸の内を隠すように笑ってそう言えば、雅人は「ふうん」と腕組みをして神妙な顔をしていた。
「恋愛感情かどうかは正直わかんねーけど、それは一旦置いておくとして。
あいつは今回王城から姫の警護をするために雇われてるわけだし、あの"サファイア"の当主だから、姫も信頼してる部分はあるんだろうな。けど…」
それからちらりと美玲に目をやる。美玲も同じように腕組みをしていた。
「姫が例え翔太のことを恋愛的な意味で好きだとしても、あいつは相当一途だから揺れることはないでしょうね」
「だよなあ」と雅人は首を縦に振る。
「え…?」
理解が追いつけないのは、あたし1人だけだった。
するとそんなあたしにしびれを切らしたのか、美玲は怒るように言う。
「あいつは、翔太は、こっちがびっくりするくらい一途だって言ってるの!由良がいちばん分かってるでしょ?」
そうは言われても簡単に納得はできない。
翔太があたしのことを好きでいてくれているのは分かってる。
それはすごく嬉しいし、こんな奇跡みたいなことはそうそうないだろうなとも思ってる。
だけど、あたしには分からない。翔太がどうしてあたしを好きでいてくれているのか、どこが好きなのか。
翔太に好きでい続けてもらえる自信が、あたしにはこれっぽっちもない。



