ド天然!? 魔女っ子の秘密【2】

姫の務め、ラトセーヌの泉。

封印されていたはずの伝説上の聖獣が暴れていること、取り付けられた機械のこと。

それを説明すると、突然「あれは由良達のことだったのか!」と雅人が声をあげた。


「城下で謎の魔物が大暴れして街を破壊したってニュース、相当大きく報道されてたぞ」

「むしろそれしか言ってないくらいよ。もううんざりだわ」


「ほら、今日の新聞」と美玲は「大魔法新聞」、「ザ・マジカルタイムズ」、「日刊新報まほう」の大手3紙を魔法で取り出して空中に並べる。

そこには動く聖獣の写真と「謎の巨大魔物大暴れ」の文字があった。

各紙とも大きく取り上げていて、けれど「原因は不明」と結論づけられていた。

あれから何日か過ぎているというのに、未だに取り上げられるほどの重大ニュース。


「結局魔物は突然光とともに消えたってどこも言ってるけど…」


美玲の言葉にあたしは頷いた。


「…翔太が、封印したの」


「翔太が!?」


2人とも大きな声をあげた。


「相手って、あの聖獣だろ?伝説級の…めっちゃ強いって…」


「嘘だろ…」と絶句する雅人のとなりで、美玲は「そんなに強くなってたなんてね…」と呟いた。


「大体、あのバカみたいに強い聖獣を封印するって、どれだけの魔力がいるんだよ…」


雅人の呟きに、あたしは答えた。


「自分の魔力だけで封印して、あたしは魔力欠乏になったよ」