城下町に行ってみたいなんて願いも叶えられないままなんて、籠の中の鳥も同然だ。
鳥は大空を羽ばたいてこそ自由で、自由だからこそ鳥は美しいのに。
それに、このままじゃきっと籠の中でひっそりと息絶えてしまう気がしたんだ。
空の青も、雲の白も、陽の暖かささえも、何も知らないまま。
それはどんなに悲しいことだろう。
どんなに辛いことだろう。
憧れたまま、夢見たまま、朽ち果てていくなんて。
そんな思い、誰にもさせたくない。
「でも、でもですよ。もしまた聖獣が現れでもしたら…」
「そのときにはあたしが相手します」
「由良様お一人で、ですか?」
あたしは頷いた。
「これでもあたしは"ガーネット"の魔法使いです。どんなことからも姫をお守りします」
「それに」とあたしは言葉を続けた。
「姫から頂戴した"あれ"がありますから」
ガーネットという名前の、紅い宝石のような魔石。莫大な魔力が籠められたこの石の魔力もあれば、例え聖獣だって怖くはない。
あたし一人だって聖獣を封印できる。
「それに、もし一人で対処できないようなら腕の立つ助っ人を呼びますから」
そう言って、隣に立っている不機嫌なやつの顔を見上げる。
あたしを見下す翔太の目はやっぱり氷みたいに冷たかった。
鳥は大空を羽ばたいてこそ自由で、自由だからこそ鳥は美しいのに。
それに、このままじゃきっと籠の中でひっそりと息絶えてしまう気がしたんだ。
空の青も、雲の白も、陽の暖かささえも、何も知らないまま。
それはどんなに悲しいことだろう。
どんなに辛いことだろう。
憧れたまま、夢見たまま、朽ち果てていくなんて。
そんな思い、誰にもさせたくない。
「でも、でもですよ。もしまた聖獣が現れでもしたら…」
「そのときにはあたしが相手します」
「由良様お一人で、ですか?」
あたしは頷いた。
「これでもあたしは"ガーネット"の魔法使いです。どんなことからも姫をお守りします」
「それに」とあたしは言葉を続けた。
「姫から頂戴した"あれ"がありますから」
ガーネットという名前の、紅い宝石のような魔石。莫大な魔力が籠められたこの石の魔力もあれば、例え聖獣だって怖くはない。
あたし一人だって聖獣を封印できる。
「それに、もし一人で対処できないようなら腕の立つ助っ人を呼びますから」
そう言って、隣に立っている不機嫌なやつの顔を見上げる。
あたしを見下す翔太の目はやっぱり氷みたいに冷たかった。



