「はあ……」



コンビニを後にした私は、プリンの袋をブラブラさせながら家へと向かっていた。


テスト期間中はバイトも休みだけど、学校帰りにプリンを買うためにコンビニに寄るのが日課。


青葉君もテスト期間中は休みだと思って、何も考えずにコンビニに入ってビックリしちゃった。


普通にレジにいるんだもん。


しかも、話があるって言われちゃった……。


あまりに真剣な顔をしていたから、断る事も逃げる事もできなかったけど。


何の話かなぁ……。



「……いたっ」



目にまつ毛が入った痛みで、立ち止まり鏡を出す。


何も歩いている時に入らなくても……。


鏡を見ながら、目に入ったまつ毛をとった。



「……ん?」



その拍子に後ろにいる人の姿が鏡に映る。