これは絶対に恋じゃない




そう思っても、一度、気になるとなかなか頭から離れない。


…なんかモヤモヤする



少し、落ち着こうと、フーッと、軽く息を吐き、頬杖をついた。


その時だった。



「おーい!凛!加恵も。そろそろ図書室閉まるぞ」



図書室の扉が勢いよく開き、顔を出したのは、悠希。



「え!?マジ?もうそんな時間?」



図書室内の時計を見た加恵は、何かを思い出したかのように、“あ!”と、言葉を漏らす。



「わ、私、そういえば…今日、お母さんに買い物頼まれてたんだった…ゴメン!凛、先帰るね!」



「え、」



「加恵、バッカだな~。おばさんに怒られるぞ~」



「あーも、悠希に言われなくてもわかってるから焦ってんでしょ!2人ともまたね!」