休憩中、ため息混じりにそう言う加恵。
私もそんな彼女に同意し、軽く首を縦に振った。
「ね。早く、終わるといいのに」
「…でも、合格しなかったらと思うと…胃が痛いわ」
加恵が目指している高校は、なかなか地元でもレベルの高い県立西山高校。
彼女の今の成績では、判定が微妙らしく、毎日勉強に追われているらしい。
「…先生からは努力すれば大丈夫だって言われてるけど…絶対合格なんて保証ないしね…はぁ…」
「…西山…人気あるもんね。私も頑張らないと…」
「…凛は、まだ迷ってるんでしょ?西山と桜女と」
「…うん」
私は、今、加恵の目指す西山高校と桜丘女学院という私立の女子校との間で志望校を決めかねていた。
桜丘女学院は、私の地元から、少し離れた隣町にある私立高校。
私の母の母校で、西山よりも少しレベルが高いということもあり、担任の先生と母親からも面談の時に強く薦められた。



