これは絶対に恋じゃない





「…三枝さん、悠希と、仲良いんだってね…」



ニコリ、笑みを浮かべ、礼さんが話しかけてくる。



「…あ、えっと…委員会が一緒で」



「…そうなんだぁ!!あ、私、3組の紺野礼(あや)、1、2年が悠希と一緒のクラスで仲良かったの!!三枝さん、加恵ちゃんと仲良しなんでしょ?私、加恵ちゃんとは、1年の頃、よく話したんだ~」




まくし立てるようなマシンガントークに、私は愛想笑いを浮かべた。



「だから、私、三枝さんと話してみたかったの!凛ちゃんって呼んでもいい?私のことも礼でいいよー!!」

 

「…あ、うん」
 
   

…どうしよう、この状況…。



思わず、タラリと、冷や汗が流れる。



先ほどの彼女たちの刺さるような視線を思い出すと、私に好意的だとは考えにくい。



「そうだ!せっかくだし、お昼一緒にどう?いろいろ話聞きたいし、ね、美沙?」



「うん、そうね」