「ていうか、あそこまであからさまにアピールされてるのに気づかない凛もね~」
呆れたように言葉をもらす加恵の言い分が正論過ぎて反論できない。
それに、
「で、でも…友達だと思ってたし…加恵の幼なじみだから、昼休みだってきてたのかなって…」
なんて、しどろもどろにそんなことを言おうものなら、
「バカね~、そんなんだったら、入学当初から毎日一緒にいるはずでしょ?今、私たち3年よ?」
と言って、バッサリ切られてしまう始末だ。
「…ま、過ぎたことばかりに捕らわれてもしょうがない。大事なのは、これから凛がどう動くかだよ」
「…うん」
…わかってる。加恵が言ってることは、すごく。
「……」
「…凛は、少し自分の中で整理する必要あるかもね?今日はとりあえず、帰ろうか?」



