これは絶対に恋じゃない



ガラリ


教室のとび開けた瞬間、



「あ!凜ちゃん、加恵に聞いたよ。保健室行ってたんだって?」



「具合大丈夫?」 



次々に、仲の良いクラスの女子たちからそんな言葉をかけられた。



…みんなに広まってる



なんだか、少しだけ罪悪感を感じつつも、



「うん。ありがとう、大丈夫だよ」



と、当たり障りない返事をし、自分の席に向かう。



すると、私の席の前に座っている加恵の姿が目に入った。



…怒ってる…よね



「…加恵、あの…」


叱られるのを覚悟して彼女に声をかける私。




すると、



「おかえり」



ちらりと、私の姿を確認した加恵がいつもと変わらない様子で私にそう声をかけてきた。