これは絶対に恋じゃない




『ちょっと!凜!アンタ今どこにいんの!?』




から始まり、



『もう、授業始まるよ!』



『とりあえず、先生には急に具合悪くなって保健室って言ってるから』



『はやく、戻っておいで』



などなど、未読のメッセージがずらりと並ぶ。



あちゃ〜…、加恵には、連絡しとけばよかったかな…。先生にアリバイまで、つくってもらってるし。



申し訳ない気持ちでいっぱいになりつつも、



『ゴメン、すぐ、もどるから』



私は、LINEに、メッセージを書き込み、屋上を後にした。



…鍵は後で、返せばいいか



バタバタと、自分のクラスに向かう途中、手に持っていた鍵をスカートのポケットに押し込みながら、そんなことを考える。



…ガヤガヤ



旧校舎を出ると、急に辺りが騒がしくなる。



休み時間もそろそろ終わる時間帯だが、楽しそうに会話をしている人達を見ると、なぜだか、少しだけ安心した。


                                                                                                                              



そして、




…つ、いた




ようやく、私は、自分の教室の前に、たどり着き、ホッと胸を撫で下ろす。