これは絶対に恋じゃない




「ねぇ!悠希、いつにする??礼はいつでも大丈夫」



キャッキャッと、楽しそうに話をすすめる彼女の声に、私のイライラは最高潮。



だから、後ろから来ている人の気配に気づかなかったのかもしれない。




「…三枝ちゃん…なーにしてんの、こんなとこ座りこんで」



そう声をかけられるまで。




「…っ!!」



「…っとぉ、叫んだらバレちゃうよ?とりあえず、ここ移動しようか?」




驚いてつい、悲鳴をあげそうになった私の口をサッと、手で塞いで、屈託のない笑顔を向けていたのは、



あいかわらず、明るすぎるほど茶色の髪をした彼。



私と悠希と委員会が同じ、御池徹くんだった。