これは絶対に恋じゃない





今では、気さくに話せるし、加恵と同じくらい大切な人。



だけど、



「…ごめんなさい。悠希のこと…友達として、好き…なんだと思う」



それは、友達に対する気持ちであって…恋愛感情ではない…と、思うから。



私は、今の素直な気持ちを悠希に伝え、ちらりと彼の表情を見つめた。




「…そ、か。…わかった。悪いな、時間とらせて…んじゃ、オレ、…帰るわ。また明日な」



寂しそうに、クルリと向きを変え、悠希は、足早にその場を去っていく。




ズキッ



「…ゆ、」



…っ、私…呼び止めてどうすんのよ…



とっさに、悠希を呼び止めようとしてしまったのは、何で?



キューッと、胸に鈍い痛みがはしった。