最後のほうは、悠希の声が小さくて、よく聞き取れなかったけど、
…聞いてほしいこと?
なにやら、私に話があるらしい。
「え?あー、うん。わかった。何か相談事?いつでもいいよー」
とりあえず、軽く話を繋げ、悠希を見つめる私。
「…あー、うん。頼むわ」
「まかせて。アドバイスとかするのは苦手だけどこれでも、人の話を聞くのは得意だから」
「…ふっ、それじゃあ、相談受けんのむいてないだろ」
クスクスと、可笑しそうに彼が笑みをこぼした、
その時。
キーンコーンカーンコーン…
昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴り響く。
「んじゃ、またな」
と、言いのこし悠希は、私と加恵に軽く手を振り、教室を後にした。



