これは絶対に恋じゃない





いやいや、今、そんな悠々と、ご飯食べれる空気じゃないから!



なんて、思わず、ツッコミを入れそうになる気持ちをどうにか抑え、私は加恵に、口パクで“たすけて”と、伝えてみる。



けど、



「え?何?口パクパクさせて、お腹すいてんの?」




と、ケラケラ笑いながら一蹴されてしまった。



「……」




ガクリと、肩を落とす私を横目に今度は悠希に視線を向けた加恵。



そして、



「てか、悠希…本当にいるし…久々にlineしてくるから何事かと思えば……ハァ。やーね、ハッキリしない男って。ね、凛?」



と、呆れたように言葉を漏らす。




「…あはは。ひどいなー。幼なじみなのに結構な、言われようじゃん、オレ」




「へぇ。私、あんたみたいなヘタレ男…幼なじみにいたかなー?」




ピシッ




なぜか、その瞬間、場の空気が凍ったように感じた。