これは絶対に恋じゃない




…どうしたんだろう?



不思議に思って、声のするほうに顔を向けた私。



そして、それとほぼ同時に、



「…あ!凛!!いた」



そんな嬉しそうな声が教室の入り口付近から聞こえてきた。



聞き覚えのある声と見覚えのある顔に私は、反射的にバッと顔を背ける。




…え?な、何で?


“原田悠希”がここにいんの!?




そう、私の名前を呼んだのは、まぎれもなく、昨日の委員会で“友達”になった、原田悠希だった。




「よかった。教室で食べてたんだ!ねぇ、今日、オレもお昼一緒してもいい?」



「…で、でも、私…加恵とお昼食べる約束してて…」



爽やかに微笑む彼に対して、しどろもどろになる私。



それもそのはず、だって、さっきからクラスの皆からの注目がハンパないのだ。




…特に、女子の視線が突き刺さる。