これは絶対に恋じゃない



───…次の日



事件は、昼休みに起こった。



キーンコーンカーンコーン…




4時間目の終わりを告げるチャイムが鳴り、ようやく昼休みになる。



「加恵!お弁当食べよー」



と、言いながら私はいつものように一緒にご飯を食べる加恵のもとに向かって、足を進めた。




「おっけー。あ、私、その前にトイレ行ってくるから先食べてて!!」



そう言って、教室を出て行く加恵に“わかった”と、私は声をかけ、加恵の席の近くにある椅子に腰掛ける。




すると、



「…見て!!ほら!」




「…あの人が噂の…??めっちゃ、カッコいいじゃん」




先ほどまで静かなクラス内が急にザワザワと、騒がしくなった。