これは絶対に恋じゃない



ハァと、自然とため息が1つこぼれた。


バスはまだ来ない。


…もしかして、歩いたほうが早かったりする?


そう思い始めた頃、


目の前を走りすぎようとしていた、一台の車から


「あれ?…凛じゃない??どうしたの?こんなところで」


と、声をかけられた。


「…え?あ、加恵!?」


助手席から見えたのはこの前偶然再会した加恵。


そして…


「三枝…ちゃん?」


運転席の方をよく見ると、


明るかった髪は、随分大人しくなり、少し落ち着いた雰囲気が出ている。


でも、顔はあんまり昔と変わっていないな…


そう、悠希の友達で、委員会が同じだった彼、御池徹くんが座っていた。