『うん、心配かけてごめんね。それに、私が帰った後、大丈夫だった?なんか雰囲気とか壊してなかったらいいんだけど…』
『いや、こっちは大丈夫だよ。古谷さんがフォローしてたしね。だから、そっちは、そっちでゆっくり話してきて?』
…そっか。舞香に後でお礼言わないとな
広瀬くんからのLINEを見て、少しだけホッとした。
「…ねぇ、凛。さっきから、スマホばっかり見てるけど、やっぱり、飲み会してた友達から…?大丈夫?」
加恵がおずおずと、私に声をかけてくる。
「あ、ううん。相手は、さっきの飲み会にいた人なんだけど、こっちは大丈夫だからっていう内容だよ」
「そ、そうなんだ…はぁ、よかったぁー。本当に空気壊したんじゃないかって正直、ビクビクしてたんだ私。あの女の子から??」
「…あ、舞香のこと?ううん。今、LINEきたのは、他の人」



