これは絶対に恋じゃない




受験が近づいてきているこの時期に加恵に負担をかけたくないって思いもあったし。


けど、


私がこの時、話を切り出さなかったのはきっと…


加恵の口から話してくれることを心のどこかで期待していたからかもしれない。





────……



それから約3ヵ月後の1月。


私は、桜丘女学院に見事合格を決めた。


合格通知が家に届くと、お母さんもまるで自分のことのように喜んでくれた。


正直、腕試しで受けたからまさか受かるとは思っていなかったけれど、私立に1つ受かったことで少し心に余裕は出てきた。



「凜~!!すごい…桜女受かるなんて!担任も、スッゴい喜んでたねぇ。とりあえず、お互い私立受かって安心したー!」


と、一足先に、私立の高校に合格を決めていた加恵も心から喜んでくれていて、私も自然と笑顔になる。


「ありがとう。でも、西山の受験はまだだから、頑張らなきゃ」



「そうね!あー!私もあともう少し頑張るわ」



お互い気合いを入れ直し、笑みをこぼす。