これは絶対に恋じゃない





ブツブツと、考え込んでいた加恵は、急に肩を落とすと、



「私立って年明けたら直ぐ入試あるから気が重いよね。私、今からモチベーション保ってられるか本当に不安だわ。」


そんな言葉をもらした。



…!?



いつも元気な彼女からは、考えられない言動に、私も思わず目を見開く。



しかし、それも一瞬で



「ま、凛は、彼氏と同じ高校を一緒に目指せるからモチベーションも高いだろうけどさ~」



ニヤリと、不適な笑みを浮かべてそんなことを言い出す始末。



「…っな、」



楽しそうに意地悪く微笑む加恵に言い返そうと、口を開いた時だった。




「りーんちゃーん!」




廊下から私を呼ぶ声が聞こえてくる。