これは絶対に恋じゃない



けど、そんな幸せな時間は、はやく過ぎ去ってしまうもので気づけば、私の家の前。



「もう暗いから、はやく家に入りな?」


「…うん、また明日ね」



…もうちょっと、手、繋いでいたかったな



なんて、名残惜しい気持ちを隠し、私が手を離そうとした



その時、



「あ!あと…言い忘れてたけど…さっきのは、見逃してあげたただけだから。次からは不用意に誘惑するような発言しないほうがいいよ?…したときは覚悟しといて」



ギュッと、私の手を握り、満面の笑みを浮かべて悠希はそう呟く。



そして、



「じゃ、また明日」



それだけ言い残し、私にヒラヒラと手を振りながらサッサと帰って行く。