そこまで言うと、自然と笑みがこぼれていた。
もしかしたら、先生や親に反対されるかもしれない。
でも、今の私ならハッキリ、言える。
今まで心の奥底に閉じこめてきた自分の素直な気持ちを。
「…オレも、ちゃんと凜の本当の気持ち聞けて嬉しかった」
ポツリと、言葉を漏らし、悠希はソッと私に近づく。
そして、そのままギュッと、私の体を抱きしめた。
ドキン
瞬間、ふわりと、私の頬ををかすめたのは彼の柔らかい髪。
ドキン、ドキン
聞こえてきたのは、私と同じくらいに早い悠希の鼓動。
…あ、悠希も緊張してるんだ
そう理解した途端、なんだか悠希がいつも以上に愛しく感じる私がいる。



