これは絶対に恋じゃない




ずっとずっと心の奥底で思ってた私の気持ち。


確かに、母の母校の桜丘女学院も魅力的だけど、それは、私が本当に行きたいというよりも、母や先生の望んでいる学校だから気になっているっていう思いが強い。


昔から何でもソツなくこなして、親に勧められたら素直に従ってきた私。


けど、それって、自分の本当の意志じゃないんだよね。



「…なんか、私、悠希と出会ってから、少し変われた気がする」



「…凜?」



「私、こんな風に思ってたことを素直に言ったこと今までなかったの。いろいろと揉めたりするのとか好きじゃなくて、他の人の意見に何も言わずに従うこと多かったんだよね…」



思わず、苦笑いを浮かべ、私は言葉を紡ぐ。




「…でも、悠希と出会って、自分のこと素直に表現できるようになれたみたい…ありがとう。悠希の本音知れて、すごく嬉しかったよ」