空になった君へ。



チョビが我が家に来て、一年が過ぎた。


12月の初め。


私は雪の降るなか、チョビの散歩をしていた。


「雪ばい。チョビ。積もるやかー。」

「積もったら一緒に遊ぼーや。」

チョビにとっては2回目の雪。


私も滅多に降らない雪に胸を躍らせていた。