君は手を口元に当てていた。 まるで、 赤くなったその顔を、隠すかのように。 その反応にしばし驚きを隠せない私は 目を見開く。 少しして、君から口をひらいた。 「ねぇ」 はっとして君を見ると、 その顔はやはり赤くて。 「それ、ほんとう?」 質問の意味を理解するのに少しだけ時間を用いて、 私はコクりと頷いた。