奇跡の歌姫【下】




あそこに立って分かった。



あの舞台が私のお兄ちゃんとの約束の大きな1歩目になってくれるって。


そして、そこには一緒にけーちゃんも居てくれるんだって。



「私、頑張るから。お兄ちゃんの曲で優勝してくるから。」


「うん、楽しみにしてるよ。」



今までで一番、強い力で頭を撫でられた。