「……だましてたのかよ」
「ちがうっ!」
「最低だな」
その言葉が重くのしかかる。
……あたしのしたことは、〝最低〟なこと、だったんだ。
でも、莉子の気持ちをわかって。
「み、三吉くん……」
「これ、返す」
「三吉くん!!」
あたしに手紙を渡してすぐに、三吉くんは足早に教室を出て行った。
ぺたん、と床に腰を下ろす。
いままでのは、なんだったんだろう。
莉子のお願いは無視して、三吉くんにすべて伝えるべきだった?
ーーでもそんなこと、したくない。
あたしのことを最低だって思うのは、少ながらず苦しいけれど、それはいいよ。
でも莉子のことは、わかってほしい。
ただそれを、願った。


