恋日和 〜キミに届かない恋でも〜

* * *





いつもどおり、手帳にしっかりと挟んでいた。
だからその手紙が、いつ落ちてしまったかなんて、わからない。



家に帰って手帳を開いたときにそれに気がついて。
だから、いそいで学校まで戻る。



……電車では開いてない。


だけど帰りのHRが終わったときに、芽依に『明日遊ぼう』って言われて。
そのときに予定を確認しようと一度手帳を開いた。



だから、学校にあるといいのにな。
なかったら、どうしよう……。


焦りを胸に、ただただいそいで学校まで戻って歩いて行く。



ホームで電車を待つ時間さえ、もどかしくて。
だって早く、見つけ出さなきゃ。



学校の最寄駅に着くと、さっきみたいには歩かずに走りながら学校に向かう。