芽依はぽかーんと、口を開いたままだ。
「でも、本当に」
「いいの!」
驚いたような心配してくれてるような、よくわからない表情の芽依を見て。
『心配してくれてありがとう』と付け足した。
「希子が、それなら、いいけど……」
「教室戻ろう」
「うん」
心配してくれる友達が、いる。
それがすごく嬉しくて。
ーー本当に、ありがとう。
「芽依、期末のテスト勉強するからわからないところ教えて!」
「むしろわかるところがあるの?」
「んな! あるって!!」
ほらやっぱり、芽依と春馬は似ている。
だけど春馬も芽依も、それに実鈴も、嫌いなんかじゃない。
むしろ、大好きだ。


