「あ!そっか! 芽依ってバイトしてるから……」
「そう。 バイト代入ったの」
「ええ〜。芽依ちゃんうらやましい……」
結局マネージャーはやめたから、バイトしようかなあって思ってた。
芽依はコンビニって言ってたから、あたしも同じところでバイトしてみようかなあ……。
そんな話をしているうちに、駅に着いて電車に乗り込む。
ゆらゆらと電車に揺られながら、学校の最寄駅とは反対方向に2駅。
電車のドアの窓から見える空は、どこまでも真っ青で。
雨の日よりも気分もいい。
「あ、湖都ちゃんだ!」
その言葉に、『え?』と実鈴の視線のさきに目を向ける。
車両の端には湖都ちゃんと、バスケ部の男の子たちがいた。
……そのなかには、三吉くんも。
「あ! 実鈴ちゃん、希子ちゃん!」


