恋日和 〜キミに届かない恋でも〜




屋外の調理台のうえに野菜を並べて、だれがどの野菜を切るか、芽依とエリカちゃんと相談をする。


……料理、苦手なんだよなあ。
とくに包丁がうまく使えない。



「希子ちゃんが料理苦手だなんて意外だな〜」



芽依が勝手にそのことをエリカちゃんに言うと、エリカちゃんは驚いていた。



「だから、希子にはにんじんだけ任せる」

「ありがとう……!」



だけど皮むくのも嫌いなんだよなあ。
『はあ』とため息を吐くと、芽依は呆れ顔を見せた。


正直、炊飯とかのほうがやりたかった。
お米研ぐのくらいならできるし……。



でも仕方ない!
任されたんだから、やるしかない!


他の野菜をサササッと切っていくふたりを横目に見ながら、あたしも手を動かす。