「葵……その……」 「返事…とか……は…いらない…から」 今、ふられても嫌だし。 「だから、車…行こ?」 そう残して私は車へ向かう。 数分後、遅れて桃里さんが乗ってきた。 いつもは合わすミラー越しなのに……帰りは全く合わなかった。 わかってたけど…辛い。 でも、伝えてよかったとも思ってる。 ……桃里さんごめんなさい。