「おい、葵。車に乗れ」
朝起きて、すぐに言われた言葉。めっちゃ誘拐する人の言葉みたい。
「なんで?」
眠い目を擦りながら聞く。
てか、模試の勉強しないとやばいんだけど。
「いいから早く乗れ」
「……はい…」
目つきの悪い桃里さんに睨まれ、私は渋々乗り込む。
「どこ行くの?」
「秘密」
………。
今のはダメ。睨みからの笑顔は。さっきまで嫌だなって思ってたのに…きゅんってなっちゃうよ。
赤くなるのを我慢しながら車で過ごす。
「着いたぞ、葵。降りろ」
いつの間にか寝てて、いつの間にか着いてたみたい。
朝起きて、すぐに言われた言葉。めっちゃ誘拐する人の言葉みたい。
「なんで?」
眠い目を擦りながら聞く。
てか、模試の勉強しないとやばいんだけど。
「いいから早く乗れ」
「……はい…」
目つきの悪い桃里さんに睨まれ、私は渋々乗り込む。
「どこ行くの?」
「秘密」
………。
今のはダメ。睨みからの笑顔は。さっきまで嫌だなって思ってたのに…きゅんってなっちゃうよ。
赤くなるのを我慢しながら車で過ごす。
「着いたぞ、葵。降りろ」
いつの間にか寝てて、いつの間にか着いてたみたい。