和は急所を蹴られて「ぅっ」と言った。






紀「悠、止めろ。私としゃべっているでしょ。和が知らなくて当然のことじゃない。あの約束は何年前にしたと思ってるの」










悠「ったく。こいつの場合、自業自得。どんな頭してんの?」






バカだから仕方ないよ。


 



悠「はぁ。ここにいるやつは能無しばっかだ。もっと頭が切れるやついないの?」








紀「残念ながら、悠の脅して集める方法じゃないから能無ししかいないわ」








和「……(俺のことか?)」








悠は、チッと舌打ちをしてから立ち上がった。





悠「もう、話すことは無いから帰る。オイお前、行くぞ。また、1か月後に会うのを待ってるよ」





クスクスと笑いながら悠と悠の下っ端は理事長室を出て消え去った。




ふぅ。と息をついてから和を解放した。





和「何てやつだ。紀優、まさかあいつと死ぬつもりなのか?」