<完>孤独な姫さんは世界一の総長 下








和「コホン。紀優、ニュースで見た。勝海、牢獄から脱走したんだってな」






咲哉と和、私は向き合う形になっていて二人の視線が痛い。






紀「そうだね」







咲「そうだね・・じゃねぇーぞ。何時お前に来るかわかんねーんだぞ」







紀「悠のことはだれよりも知っているつもり。だから来る日なんて、もう予想済み。」






和「予想済みって・・お前」







紀「私と悠は、・・似ている。一回恨みを持ったらなかなか消えないんだよ」







和「っ・・・」






紀「今は来ない。安心して。」






・・“今”は来ない。







今の期間は誰もわからない。






明日かもしれない。







1か月かもしれない。







1年後かもしれない。








誰も知らない。









私と悠以外は..。