<完>孤独な姫さんは世界一の総長 下









その時、





ーーガチャ







咲「おい、紀優はいね・・・何やってんの?お前ら」







紀「咲哉、助けて。」







陽「ほーら!涼介が離さないから南先生来ちゃったじゃん!」






涼「僕のせいじゃないもん」






ツーンとそっぽを向く涼介だが、がっちりと私の腕を掴んでいる。





陸「陽介、涼介もう離したら?紀優は南先生にやっちゃってさぁ」






涼「陽介のせいで紀優と一緒にお菓子食べられなくなっちゃったじゃん」







陽「僕のせいじゃない!」






涼「仕方ないから一人で食べるっ・・雁、何僕のお菓子食べてんの!?」






そしてやっと双子から解放された。





雁「あ、わりぃ。ほら、俺、今日ヤッて来たばっかだから腹減ってて・・そしたら、目の前にお菓子があったから・・なんとなく?」